あなたは何かを買う際に、迷ったり悩んだりすることはありませんか?
例えばお土産を買おうと思い、お土産屋さんに入ったけど、商品の種類がたくさんありすぎて悩んでしまうことはありませんか?
他には、旅行先で食事をしようと思った時も、どこがオススメのお店なのか分からなくてどこに行けばいいか悩む人は多いと思います。
そこでみんなが日常的に使っているのが携帯やパソコンだと思います。
携帯やパソコンでウェブ検索をすると、いろいろなサイトでランキング形式にしてオススメされているページを見かけると思います。
今回はそういったランキングサイトを見ることによって得られる心理状況などをご紹介していきます。
買い物で悩んだり迷ったりする人の深層心理は?
特に何を買うのかを決めていない非計画的なお客は、なるべく損をしないように商品を選ぼうとする人が多いです。
中には珍しい物を見かけたときに、興味本位で買って試してみる人もいますが、ほとんどの人は、自分自身の意見だけではなかなか選べません。
それが他人の分も頼まれて購入するときになると余計に悩んでしまいます。
なぜ悩むのか?
それは、「自分が選んでしまったパンがもしもイマイチな味だったら損した気分になる!」という深層心理があるからだと考えられています。
ランキングが与える安心感
すでにお伝えした通り、買い物の際にいろいろ悩んでしまうことがあると思います。
パン屋さんにパンを買いに行った場合、どのパンにしようか悩んでいる時に、ほとんどのパン屋さんでふと目に飛び込んでくるのが、ランキングの書かれた紙や人気商品といったプラカードのような札だったりを見たことありませんか?
悩んでいないときは例外として、悩んでいる時はそのランキングの情報を参考にしてパンを選びませんか?
だいたいの場合はランキング上位のパンを選んでしまうことが多いと思います。
ランキングがあると安心して参考にすることができるのは、自分が買うパンが、どれだけ他人に受け入れられているのか比較ができるからです。
自分と同じように何かパンが食べたいと思って同じパン屋に入った人が、何を選んだのか。
それが分かると、少なくとも上位のパンを選んでおけば、その店での人気商品を食べたという満足感が得られるのです。
これはもしそのパンが自分好みの味ではなくても、人気な商品を食べたという達成感で満足できます。
もしランキングがあり、上位1位~3位が書いてある場合、1位を必ず選ぶのではなく、上位にあるものを選ぶだけで、食べたときの達成感や満足感は得られると言われているため、3位でも十分に満たされます。
社会的比較理論とは?
同じような集団の中で、自分がどの位置にいるか、それを比較して自己評価を正確にしたくなる欲求のことを、「社会的比較理論」といいます。
人は常に誰かと比べなければ、安心して暮らしていけない部分を持っているからなのかもしれません。
誰でも自己評価を正確に把握したいと思っていますし、少しでも人よりもよくなりたいと考えます。
そのときに比較対象になるのは、自分と似た集団です。
その中で自分がどの位置にいるかを特に知りたいと思い、それを知ることによって、自分に見合った振る舞いや選択を日々行っています。
まとめ
・社会的比較理論は自分がどの立ち位置にいて、どのように思われているのか正確に把握しようとすること。
・比較対象がないと不安
おいしそうなパンが並んでいてもどれもおいしそうに思え、決められないことがあります。
比較対象がないと不安で、どの選択がベストなのか評価がうまく機能していない状態になる。
・比較対象があると安心
売れ筋ランキングがあると、自分と同じような人がどのような商品を選んでいるか比較し、自分の選んだパンが上位にきてれば、安心して購入することができる。
※心理学的にはこのような傾向があったり、上記のように思われる可能性があるというだけで、必ずしもこの性格と断言したものではありません。
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